📌この記事でわかること
- Windows Updateを手動で確認・実行する方法
- 自動更新と通知の設定手順(画像つき)
- 再起動が必要な理由と最適なタイミング
- 更新がうまくいかないときの対処法
- Windows Updateの配信スケジュール
- セキュリティの基本「ぜい弱性対策」としてのアップデートの重要性
Windows Updateとは?なぜ今すぐ確認すべき?
Windows Updateは、Microsoftが提供するOSの更新機能です。セキュリティ修正や不具合改善、新機能の追加が行われ、ぜい弱性への対策にも直結します。
特に近年は、「ゼロデイぜい弱性(CVE-2025-29824など)」のように攻撃がすでに始まっている問題に即時対応する更新もあり、手動での確認と即時の再起動が重要です。
Windows Updateを手動で行う方法【画像付き】
① 設定アプリを開く

- スタートメニューを開き、「設定(⚙)」をクリックします。
- 「Windows Update」を選択します。
②「更新プログラムのチェック」をクリック

- 「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックして、最新の更新があるか確認します。
- 利用可能な更新が見つかれば、すぐに自動でダウンロード&インストールが始まります。
📌 ワンポイント
Windows Updateを適用しただけでは完了ではありません。
再起動をして初めて、セキュリティ修正がシステムに反映されます。
必ずWindowsの再起動を行ってください。
③更新後は必ず再起動!
再起動は超重要です。
再起動をしなければ、更新が適用されず、ぜい弱性が残ったままになります。通知が表示されたら、速やかに再起動しましょう。
必ずWindowsの再起動を行ってください。
「詳細オプション」で通知・自動更新の設定方法

①「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」設定をONにする
上の画像の赤枠部分にあるスイッチを「オン」にすることで、Windowsが通常の更新プログラムだけでなく、セキュリティ修正や新機能などの最新の更新を優先的に取得できるようになります。
- ✅ おすすめ設定:オン(ON)
- 🔎 早めに脆弱性対策をしたい人や、トラブル予防をしたい人には必須です
また、「詳細オプション」をクリックすると、より細かい設定ができます。

②「詳細オプション」で自動更新&通知の設定を確認
- ✅ その他の Microsoft 製品の更新プログラムを受け取る(オン)
- Office や Edgeなど、Windows以外のMicrosoft製品も一緒に更新されます。
- 推奨設定:オン(セキュリティ維持のため)
- ✅ 最新の状態にしてください(オン)
- アクティブ時間中でも、更新があればインストールして再起動しようとします。
- セキュリティ更新をできるだけ早く適用するための設定です。
- ✅ 更新を完了するために再起動が必要な場合に通知を受け取る(オン)
- 更新後に再起動が必要なとき、通知でお知らせしてくれます。
- 忘れがちな再起動を促してくれるので、必ずオンにしておきましょう。

③「アクティブ時間」を設定する
- 作業時間帯(例:8:00〜22:00)を設定すれば、その時間中は自動再起動されません
- 業務中や作業中の中断を防げます
更新できないときの対処法
- 更新に失敗する場合:「更新の履歴」から詳細エラーを確認
- ストレージ不足:Cドライブの空き容量を確認(15GB以上推奨)
- ネットワークエラー:Wi-Fiではなく有線接続で再試行
👉 それでもうまくいかない場合は、Microsoft公式のカタログから手動インストールすることもできます。
https://www.catalog.update.microsoft.com/
その他アプリケーションのアップデート方法
アップデートはWindowsだけではありません。利用しているアプリケーションもチェックしましょう。
【Adobe Reader】

- Adobe Readerを起動します。
- 「ヘルプ」→「アップデートの有無をチェック」をクリックします。
- 表示される指示に従ってアップデートを行ってください。
【Google Chrome】

- 画面右上の「︙」をクリックします。
- 「ヘルプ」→「Chromeについて」を選択します。
- 更新があれば自動的にインストールされるので、Chromeを再起動してください。
【Microsoft Edge】

- 画面右上の「…」をクリックします。
- 「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edgeについて」を選択します。
- 更新があれば自動的にインストールされるので、Edgeを再起動してください。
Windows Updateの配信スケジュールは?
Microsoftは、毎月第2火曜日(日本時間では水曜未明)に定期更新を配信しています。
この日は「Patch Tuesday(パッチチューズデー)」と呼ばれており、多くのぜい弱性修正がまとめて行われます。
✔ 緊急パッチはこの限りではありません
「ゼロデイぜい弱性」など重大な問題がある場合は、臨時アップデート(Out-of-Band Update)が月の途中で出されることもあります。
まとめ|手動更新こそがセキュリティ対策の第一歩
Windows Updateは、自動に任せているだけでは不十分なこともあります。
手動で確認し、必要なときに即更新し、必ず再起動することで、
ランサムウェアやゼロデイ攻撃などのリスクから、自分のPCや大切なデータを守ることができます。
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セキュリティは“知っていること”から始まります。
よくある質問
-
Windows Updateは自動にしていれば安心ですか?
-
自動更新は基本的に有効ですが、何らかの理由で適用されていない場合や、再起動が保留されているだけのこともあります。
定期的に手動で「更新プログラムのチェック」をして、適用されているかを確認するのが安心です。
-
Windows Update後に再起動が必要な理由は?
-
Windowsの重要なファイルやサービスは、再起動時にのみ更新されます。
再起動をしなければ、ぜい弱性の修正が反映されないこともあるため、必ず再起動を行いましょう。
-
更新が終わらない/失敗する原因は?
-
主な原因は以下の通りです:
- ストレージ容量が不足している(特にCドライブ)
- インターネット接続が不安定
- 他のソフトが更新を妨げている
- 更新プログラムに不具合がある場合もまれにあります
再起動やストレージの整理、Microsoft公式からの手動インストールも検討してみてください。
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自動で再起動されるのが困る!どう設定すればいい?
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「アクティブ時間」の設定を変更することで、作業中に勝手に再起動されるのを防げます。
設定画面から、普段パソコンを使用する時間帯を指定しましょう(例:8:00〜22:00など)。
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どのくらいの頻度でWindows Updateを確認すべき?
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基本は自動でOKですが、月に1回程度の手動確認がおすすめです。
また、ゼロデイぜい弱性などの緊急修正が話題になったときは、すぐに手動でチェックすることが大切です。