はじめに

オンラインアカウントのセキュリティ対策として、二段階認証(2段階認証)は非常に効果的です。従来はFacebookアカウント経由での設定が主流でしたが、現在はMetaアカウントセンターから直接設定できるため、Facebookアカウントを持っていない方も簡単に利用できます。
この記事では、PCを使用してMetaアカウントセンターにアクセスし、二段階認証を設定する方法をステップバイステップで解説します。


0. 事前準備:認証アプリをスマートフォンにインストール

準備するもの

  • スマートフォン
  • パソコン
    ※なくても設定できますが、画面の二次元コードを読み取る必要があるので、用意したほうがスムーズです!

スマートフォンに、以下の認証アプリをスマートフォンにインストールしてください。
(すでにインストール済みの場合は、そのまま使えます)

  • 推奨認証アプリ: Google Authenticator、Authy、Microsoft Authenticator など
    これらのアプリは、ログイン時に生成される6桁のコードを使用します。

Googleアカウントを持っているのであれば、Google Authenticatorがおススメです。

iPhone
Android


1. Facebookにログインする

  1. PCのWebブラウザを開く
    お好みのブラウザ(Chrome、Firefox、Edgeなど)を起動します。
  2. Facebook公式サイトにアクセス
    https://www.facebook.com/ にアクセスし、自分のFacebookアカウントでログインします。

2. 「設定とプライバシー」から「設定」へアクセス


  1. 右上のアカウントメニューをクリック
    画面右上の下向き矢印(またはプロフィールアイコン)をクリックします。
  2. 「設定とプライバシー」を選択
    表示されるメニューから「設定とプライバシー」を選び、続けて「設定」に進みます。

3. 「セキュリティとログイン」設定を開く

  1. 左側メニューから「アカウントセンターでもっと見る」を選択
    設定画面内の左側メニューにある「セキュリティとログイン」をクリックします。
  2. アカウントセンターの「アカウント設定」から「パスワード設定」を選択し、「二段階認証」を選択
    アカウント一覧が表示されるので、二段階認証を設定するアカウントを選択します。
  3. セキュリティの確認で、メールにコードが送信されるので、コードを確認して入力
    Facebookに設定しているメールにコードが届きます。
  4. Facebookのパスワードを入力
    自分のFacebookアカウントのパスワードを入力します。

4. 二段階認証の設定を開始する

  1. 「アカウントのセキュリティを強化しよう」画面で「認証アプリ」を選択
    「認証アプリ」を選択し、「次へ」をクリックします。

5. 認証アプリの設定

  1. QRコードを表示
    PC画面に認証アプリ用のQRコードが表示されます。
  2. 「設定の手順」画面に表示されている二次元コードをGoogle Authenticatorで読み取る
    Google Authenticatorアプリを起動し、「+」ボタンを押すと追加できます。
    「QRコードをスキャン」を選択すると、カメラが起動するので二次元コードを読み取ってください。
  3. 生成されたコードを入力
    認証アプリで生成された6桁のコードを、Facebookの画面に入力して認証を完了します。

6. 設定完了とバックアップコードの取得

  1. 設定完了の確認
    二段階認証が正常に設定されると、確認メッセージが表示されます。
  2. バックアップコードの発行
    万が一、認証アプリやSMSが利用できなくなった場合に備えて、バックアップコードを発行し、安全な場所に保管してください。

7. 二段階認証設定後のログイン方法

二段階認証設定を行うと、Google Authenticatorのコード入力を要求されます。
自分のスマートフォンにインストールしたコードを入力しないと、ログインができない仕組みなので悪意のある第三者に乗っ取られることを防げるというわけです。

Facebookの他に、Googleアカウントなどのクラウドサービスでも、二段階認証(二要素認証と呼ぶサービスもあります)の設定ができるので、乗っ取りを防ぐためにも必ず設定するようにしてください。

おわりに

これでFacebookが乗っ取られる危険性が少なくなりました。二段階認証はログインするときにコードを入力する必要があるので少し面倒ではありますが、普段自分だけが使うPCやスマートフォンであれば、次回のログイン時に二段階認証をスキップすることもできます。

乗っ取りにあうとFacebookの友達にも迷惑が掛かりますし、自分もFacebookを使えなくなりますので、アカウントを取り戻す手間を考えれば大した手間ではないはずです。
Facebookだけではなく、他のクラウドサービスでも二段階認証を設定するようにしてください。

また、パスワードは最低でも10文字以上の英数字記号を含んだ文字列で、サービスごとにパスワードを違う文字列に設定するのも重要です。
「そんなたくさんのパスワードを覚えてられないよ」という方は、パスワードマネージャーを使うことをおススメしています。
詳しくは、「パスワード管理ツールとは?便利な機能と使うべき理由を解説!」で解説していますので、こちらも読んでみてください。

また、この記事が役立った場合は、シェアやコメントでフィードバックをお寄せいただけると幸いです。


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